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、別にとがめられやしなかったぞ。 ミサキ そりゃそうよ。まだ、全国的に施行されたわけじゃないもの。
大神 ? ミサキ この街でだけ、通用してるんですよ。試験的に。
大神 召喚状を見せたら、関係者通路から通された。 ミサキ で、その後わざわざ、港までハァドボイルドに
大神 やかましい! ミサキ ま、そんなわけで、とにかくこの街じゃ煙草すっちゃ駄目なわけ。 大神 ああ、そうかい。そりゃよかったな。平均寿命も延びるだろうよ。
ミサキ そうよね。そう思っている人も少なくないわ。だから多分、いえ、
小山田 なんのことです?
ミサキ 1930年、シカゴシティ、禁酒法のしかれている中、
大神 「アンタッチャブルズ」。エリオット・ネス率いる、
ミサキ そういうこと。 大神 まさかとは思うが…それをこの4人でやろうってのか? ミサキ 「もと」とは言え刑事(大神)でしょ。もと警官(ミサキ)でしょ。
大神 そうすると、こいつ(小山田)は銃の名手か? ミサキ 全然。 小山田 撃ったこともないっス。 大神 …じゃ、こいつは何者だ? ミサキ …さぁ。 小山田 あ…ひょっとして、俺のじいちゃんがブラジル国籍の
ミサキ ほんと? 小山田 ほんと。
大神 話にならん…。 ミサキ ? 大神 なんだか知らんが、好きにやってくれ。俺は抜ける。 ミサキ どうして?そのために呼ばれたんでしょ? 大神 茶番につきあう気はない。ボスの行方も調べなきゃならんのに…。 ミサキ ?渋沢課長なら、今朝電話があったわよ。 大神 !…そりゃ、かえって臭いな。
ミサキ ちょっと、ほんとに抜けるの? 大神 「チームワークなんてなぁ、お子様ランチなんだよ」
恵子 …禁煙パイプで、何、すごんでんでしょうねえ。 小山田 どうします? ミサキ 追って。 小山田 え…。 ミサキ 追うの。早く。恵子ちゃんも、お願い。 恵子 え…ええ。
ミサキ …ま、再会なんて、こんなもんか…。
<次章へ続く>
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GEKIDAN
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