■衣装
左が今回衣装チーフの川瀬、右は今回役者はお休みの小川。
小川さんは、旗揚げ公演から、
前回公演「ペリカンは寝ている」まで
ずーっと衣装担当。
今回は、川瀬のアドバイザー的な存在のようです。
稽古場別室に、衣装部二人がこもり、
川瀬チーフが持ってきた山ほどの雑誌をみながら、
あーでもないこーでもないと
検討を始めます。
↓これは、まだ始めたばかり。
あとからのぞきに行ったら、雑誌がところせましと広げられ、
付箋紙つけられまくりでした。
稽古終了後。演出と、イメージのすり合わせをします。
川瀬チーフが写真を指して、ある役者のこういうイメージを伝えると、
演出が、それについて、いろいろと意見をいいます。
全体の雰囲気はもちろん、色、形など、具体的な方向に話を進める。
奥のオレンジは、清水クン。
自分の着る予定になるものを、真剣に見ている。んだと思う。
他の役者も、自分が何を着ることになるのか興味津々で、
衣装部の話を聞いている。
問題は、雑誌の衣装は素敵だけど、
自分が着ると…
モデルってすごいわ。
「やせろ!」とか言うツッコミも入ったんだった。
やべーよ、どーするだよ。
■演出
演出の仕事は、こういうシーンをよりよくするために
「テンポを詰めて」
「もっとゆっくり言って」
など、いろんなダメを役者に出す。
一発で直ったら、稽古はいらない。
直らないから、稽古する。
が、あんまり直らないと…うひょー怖い怖い。
大抵、しかめっつらで稽古を見てる演出。
でもたまーに、うまくできると、
にやにやっと笑いながら見ていたりする。
ちょっとほっとする瞬間。
問題は、これが偶然の産物なのか、
ちゃんと計算済みの演技なのか…
「2回前のがいちばん良かった」
こう言われ、
「…どうだったっけ」
と思っているようではお話になりませんな。 …ゴメンナサイ
シーン以外にも、さっきの衣装プランやら、
装置、音響、照明全てに指揮をとります。
普通、舞台監督、というものがいて、
その人が全てを仕切ってくれたりするもののようですが、
沓名さんは、もともと舞台監督系のヒトだったので、
そこらへん普段の稽古中は、自分でやっています。
ホールに入ると、またさまざまな段取りがあって、
また変わってくるけどね。
タバコの本数も増えるわけよね。
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