7月公演までのひまつぶし企画
2004.7.15

<舞台写真 その2>

続き。

 

ドアをあけると…

 

 

「あの…あのね…その…なんていえばいいかなぁ」

「とりあえず、あんたなんかしゃべりなさい。怖いから」

 

「…だって…ひどいじゃないですか!」

 

 

「あの言い方はないでしょう、原田先生!」

「すいません…なんで謝ってるんだろう、俺」

 

「誰からも惜しまれずに、学校を去っていくんですか?

 そんなの…だってそんなの…あんまりじゃないですか…」

 

 

と、そこへ現れたのは…

 

「あ、申し遅れました。私、ガルベスの母でございます」

「ええっ!?」

 

 

「あの、10分だけでいいんです。

 そちらの都合のいい時間でいいんで、

 ちょっとだけ、時間をもらえませんか?

 お願いします!」

 

 

「あの…確か、イタリアの方でしたよね…」

「ええ、シチリア島ですけど、ご存知かしら」

「…マフィアだよ…ゴッドファーザーだよ…」

 

 

「あの子も、言葉では不自由な思いをしたようですけれど、

 先生方や、日本の友達とすごした時間が、

 あの子にとって、今までで唯一、学園生活と呼べる

 ものだったのかもしれません…」

 

 

帰って来た武田先生

「ガルベスの家のそばで、

 黒い服の男たちに拉致されそうになった。

 手には注射器とか持って…」 

 

 

「まあまあ、狂犬にでもかまれたと思って、

忘れた方がいいですよ」

「原田先生〜〜〜」

 

「…最悪。」

「まあ、不可抗力じゃないの。

 いっくらなんでも、ここまでの事情は誰にも想定できないでしょ」

「しょうがない、すっぱりあきらめて、帰りますか」

 

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